日常生活において、苦手な人間関係でも乗り切らなければいけない場面ってありますよね。
押しの強い人の意見に「イヤ」とは言えず、結局そのまま強引に押し切られてしまったり、自分の意見を上手にいえないまま誤解が生まれたり、悔しい思いをしつつ自分を責めてしまったり、そんな人間関係に頭を悩ませてはいませんか?
その積み重ねの結果、
「すっかり人付き合いが苦手になってしまった」
「とにかく人付き合いがめんどくさい」
「人付き合いがしんどい」
「どんどん寂しくなる」
そんな風に自分の心を追い込んでしまうような人間関係は、面倒で疲れてしまうものですよね。

苦手な人と関わらなきゃいけない時って、めちゃくちゃ面倒だしとにかく疲れるよね。



まるちゃん、「自己肯定感」って聞いたことない?人間関係で感じるストレスって、実は自己肯定感に関係しているんだよ。
「人付き合いが上手い」「人付き合いが下手」というのは、自己肯定感の「高い」や「低い」という部分と、実にとても密接した関係にあります。
「嫌われるのが怖い」
「人と合わせなければ、1人になってしまう」
本当のところではこんな風に思っている気持ちが、あなたが人付き合いに疲れてしまう本当の理由なんです。
いつもいつも自分の本当の気持ちを言えずにいた結果、人との付き合い自体を億劫に感じてしまうようになったという場合、それは自分自身が無意識に作りだしている「自己肯定感の低さ」から。
自己肯定感が低めの人とは…
「自分は全然ダメだ…」
「自分には価値がない…」



でもね、その苦手な人付き合いを上手に変えていく鍵が「自己肯定感」にあるんだって!



その仕組みを知って、人付き合いを少しでもストレスフリーなものへ変えていけたら嬉しいよね。
今回の記事では、
疲れる人付き合いを変えていくコツと、自己肯定感低めの人がそのままの自分でできる人付き合い方のやり方、人付き合いがをご紹介していきます。



こんな上手な人付き合いを目指してみたくない?
- 自分の好きな人とだけ付き合って、嫌いな人とは付き合わない
- 一緒にいて楽しい人とだけ付き合って、楽しくない人とは付き合わない
無理のない自分らしい人付き合いで、今よりも人付き合いの上手い人になりたいと思った方は、ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
人付き合いと「自己肯定感」の関係とは?
自己肯定感は自分自身が「満たされているかどうか」で決まる


自己肯定感とは、自分が自分であることに満足し、自分自身を価値ある存在として受け入れられるかどうかといった思考や感覚のことです。



「自分を認める事」とよく似てるよね。
「自己肯定感が高い人」「自己肯定感が低い人」という言葉をよく耳にすると思いますが、その時の状況によって自己肯定感は高くなったり低くなったりするものでもあります。
生まれた環境や性格によって、「自己肯定感の強い人」と「自己肯定感の弱い人」というのは確かに存在しています。
このふたつは主に「自己肯定感が強く養われて大人になった人」と、「自己肯定感が弱く頼りないまま大人になった人」の違いによるものです。
そのため、前者はエネルギーに満ち溢れた人、後者は傷つきやすいエネルギーの少ない人でもあります。人付き合いが下手な人ほど、相手との波風を好まず相手にとっての良い人を演じてしまうのです。
人付き合いが下手だと自覚がある方ほど、負のスパイラルにはまってしまい、余計に人付き合いをめんどくさいと感じてしまうんですね。
自己肯定感が低い時は…
「最近どうにも上手くいかない」
「意味なく気分がすっきりしない」
「人付き合いが上手くいかない」
「出かけるのがめんどくさい」
こんな風に、自己肯定感が低い時は、自分自身に「正解」を出していない状態なので、どんなに頑張ったところでも「今日の自分は全然ダメだった…」「大丈夫だったかな…」などと漠然とした不安を感じてしまうことになります。
逆に自己肯定感が高い状態の時は、「新しいことをしよう!」「絶対に大丈夫!」という安定した気持ちと積極性が生まれてくるので、エネルギーがチャージされた状態となります。



つまり、自分自身が「満たされた状態」にあるという事。
高すぎる自己肯定感はデメリットにもなるので注意
自己肯定感が高い人の考え方
「自分はありのままでいい」
「自分には幸せになる価値がある」
「自分の人生には絶対良いことがある」
自己肯定感の高い低いは、その時々で変化するものだとお伝えしましたが、もし「誰よりも高い場所にある」自己肯定感が、急転落下するような事態が起こったらどうなるでしょうか?
当然ながら、その場合は「自己肯定感が低い」と感じている人よりも、受けるダメージが倍以上に大きくなります。
そういった意味でも、自己肯定感が高い人は、「低いと感じている人」よりも時には注意が必要になるのです。
自己肯定感は高すぎるのもNG
自己肯定感のレベルを、その時々できちんと把握しておくことが基本。高ければ高いだけ良いというものではないということを、忘れないでいましょう。



一歩間違えれば、過大評価をしているだけの人にもなりかねないから肝に銘じておかないといけないよ。



ポジティブ信仰も、良いことだけって訳じゃないよね。
人付き合いを面倒で疲れると感じるのには「本当の理由」がある
人付き合いが下手だと感じる理由|勘違いルールから生まれた「思考のノイズ」


「思考のノイズ」とは、幼少期などの過去に体験したことが原因となり、思考の勘違いルールから生まれた「心のクセ」のようなものです。
そのため、必ずしも何かしらの病気が影響している訳ではありません。まずは自分自身の思考ノイズを探してみると、人付き合いが苦手と感じる本当の理由がそこに隠れていたりします。
例)「人に近づかない方が良い」
⇒いじめ体験や親の体罰で苦しい思いをした体験などから
例)「人を信用しない方が良い」
⇒親や身近な人にひどく裏切られた心の痛みなどから
なぜ、「自分が人から認められるわけがない」と思うのでしょうか。
- 「人に認められるように成果を出そう!」と頑張ってみても、頑張りが続かない、やる気が出ない。
- どんなに頑張っても、成果が出ない。
- 仲良くしたいのに、つい相手を怒らせてしまう
学校や仕事、ママ友や習い事、些細な事でも自分を責めてしまい、自己嫌悪に陥るパターンに覚えはないでしょうか?



これも、実は「思考ノイズ」の悪影響なんだよ。あなたが悪い訳でも、あなたが誰にも認められていないという訳じゃないんだ。



そっか、これが「自分は大切ではない方がいい」や「人に近づかない方がいい」っていう思考ノイズの悪影響なんだね。
あなたを苦しめているのは、
こんな風に「あなたの中にある思考のノイズ」なんです。
一見、関係なさそうな「だるい」という気持ちも、実はこの思考と同じ。
実際のところでは、第三者があなたにストレスを与えている訳ではない…ということを、しっかりと自覚してみましょうね。



これを知っておくだけでも、気持ちや考え方が少し楽にならないかな?
克服するためのポイント
その思考が「心のクセ」だと気付き、自分を責めずにいることで気持ちが楽になる。



なるほどね~



心のクセに気付けば、それ以上のネガティブ思考に陥ることはないから、素直にそれを認めてあげよう。
人付き合いが苦手な理由|あなたの心が本当に見ているのは誰?


自己肯定感低めの人が人付き合いに疲れたり、ストレスを感じてしまうのは、「こうでなきゃけいけい」という想い込みでもあります。
こんな思い込みはありませんか…?
- 相手の事を楽しませなきゃいけない
- 相手のことも好きでいるべき
- 嫌いなどと思っちゃいけない
- 会話が途切れさせちゃいけない



で、人付き合いが上手な「フリ」をしちゃんだよね。



まぁ、確かよく考えたら辛くなるのも当たり前だよね…
思い込みだと気付くことがポイント
「○○でないといけないんじゃないか」は、単なる自分自身の思考の思い込み
「人付き合いが苦手」や「人付き合いが怖い」と感じている人は、目の前にいるその人を見ているのではなく「その人にどう思われるか」という他人の反応を通して、実は自分自身のことを見ているのです。
そう考えると、思い当たる節はありませんか?
「何か失礼なことを言ったら、気分を害してしまうかな?」
ただ単にやめてしまうの勿体ない|自分らしい人付き合いの処方箋
人付き合いの中で「嫌といえない」本当の自分の理由と向き合っていく





まるちゃんはさ、人と話すときは何を一番苦手に思う?



う~ん、「私といて楽しいかな?」「こんなこと言っても大丈夫かな?」…とか思っちゃう時かなぁ。



…で、人に合わせて嫌ともいえなくて疲れちゃうんだ。



うん、まさにそれだ。
思考のノイズはコレ!
その裏側にあるのは「人に嫌われたくない」「失敗したくない」=「見捨てられるのが怖い」「ひとりになるのが怖い」という思考のノイズ。



人付き合いにはね、無理のない「自分らしいやり方」があるんだよ。
人付き合いは自己肯定感は「取り戻す」大きなチャンスでもある





自己肯定感は「高める」ものではなくて、人との付き合いを通して実は「取り戻していく」ものなんだ。
人付き合を「しんどい」「めんどくさい」と感じたところで、仕事でも日常でも「人との関わり」は決して避けて通れない道です。
それなら、自分らしいやり方や考え方で上手に活用していくのがベスト。
人付き合いは頑張るのものではなく、自己肯定感を取り戻していく大切な機会、また自分自身や相手をより理解するための大きなチャンスと考えてみましょう。
思考ノイズの発動に気付くことで、新しい解決策が見えてくる。
「思考ノイズ」の声にしっかりと耳を傾けてみよう!
「ああ、自分は今、思考ノイズの悪影響で状況を気にしているんだな…」と客観的に自分を見つめることで、心は穏やかになっていきます。
「○○したくない」時は、「○○しても良い理由」を見つけることで自己納得感が得られ、心の持ち様が大きく変化してきます。



思考ノイズの発動状態に気が付くことで、「やめなきゃ」という心理的エネルギーが生まれてくるんだ。
繰り返すことで、落ち込んだりしなくなる時が必ず来る。
自己肯定感の定義とは?
〝人は生きているだけ、そこにいるだけで価値がある〟
他人からの指摘や反論で落ち込みそうな時は、「自己肯定感の本当の定義」を自分の中で繰り返すことにより、それが気にならないタイミングが訪れてくれます。
「私は私、あなたはあなた」
心がきつく感じた時は、この言葉を呟いてみるようにしましょう。



何よりもまず、他人より自分が「楽しい」と感じればOKなんだよ。
怒る人、キレる人への対処法になる。
4つの「ホンモノの感情」とは?
- 怒り
- 悲しい
- 嬉しい
- 怖い
クレーマーの「イライラ」怒鳴りこみ
- ホンモノの感情は ➡「悲しい」「怖い」
相手がキレたりした場合は、相手の「ホンモノの感情は何か?」を観察してみましょう。
怒る人は「自分の大切なものを守りたい」(大切なものを壊されるのが悲しい)という気持ちが深層心理にあるからです。
相手の内側にある「ホンモノの感情」を見つけ、消化してあげることで、相手の心や気持ちは安定したもへと変化します。



相手が感情的になる場合は、その人の「大切なもの」を落ち着いて探ってみよう。
相手を通して自分の欲望を知ると、人生が楽になる。
自分の中の「ホンモノの感情」は?
なぜ自分がそう感じるのかに気が付くと、心が軽くなる。
仕事で仕事で部下や同僚に〝イライラ〟
ホンモノの感情は ➡「怖い」
部下や同僚に過去の自分の姿を投影し、一生懸命努力して築き上げてきた「今の自分」が、「過去のできない自分」に戻ってしまうのを怖いと感じているからです。
もし心が乱れてしまった時は、あえて「ゆっくり」を心がけることで、相手のペースに合わせることができるようになります。



自分が「なぜイライラするのか」に気が付くと、イライラは消えていくよ。
自分の「好き」や「嫌い」感情を大切にし、自分と相手との間に起こっているスタンスを知って、心を守る手立てにする。
人が他人を判断する4つの基本スタンス
①がもっとも理想のスタンスで、自己肯定感が低い人は③を選びがち
- 私は〇、あなたも〇
- 私は〇、あなたは×
- 私は×、あなたは〇
- 私は×、あなたも×
②タイプの人
ワンマン社長や、過去に輝かしい成功体験のある人など
「みんな何も分かっていない」
「世の中バカばかりだ」
などの高圧的な発言をするタイプ
④タイプの人
「地球は滅亡に向かっている」「世界は終わった」などと騒いでいる人
「私も全然だけど、あなたも全然ね」
「私も出来てないけど、あなたも出来てないわね」
などの発言をし、相手をじわじわと追い込むタイプ
「自分ファースト」!
人間関係が苦手な人は、「自分を大切にする」という感情が弱いタイプが多い。
自分の「好き」「嫌い」感情を理解することは、自己肯定感を取り戻すことの必須条件です。
自分の「好き」と「嫌い」を細かく大切に感じてみよう。
「苦手」「嫌な奴」
そう思うのは、自分が出来ないことを堂々としている「羨ましさ」から。
他人を通して自分の「欲望」がクリアになると、人生が楽になります。自分を抑え込んでいる枷を少しずつ外してあげましょう。
人を嫌いだと思う感情も当たり前の事なので、悪い事ではないと自分の感情を素直に認めること。
身の回りにある家電製品や小物でも何でも何となく買ったもので良いので、細かく「好き」「嫌い」を感じる練習をしてみましょう。



我慢ばかりしている人は、ほんの1ミリだけでも他人に不愛想にしてみるなど「迷惑をかける練習」も効果的!
例えば、仕事を押し付けられて嫌な気持ちになった時に、「仕事はやりたくないまま、仕事をやらされてる」と思うのをやめてみましょう。
その気持ちの間に「でも」を挟むことで、心の持ち様は大きく変わってきます。



「仕事はやりたくないけど、仕事をやらされている」みたいにね!
まとめ|「自分らしい」人付き合いで苦手は改善できる


今回の記事では「人付き合い」を、
- 怖い
- 苦手
- めんどくさい
- しんどい
- やめたい
- 寂しい
そんな風に感じている人も、無理のないそのままの自分で、人付き合いを「ラク」へと変えていくポイントとコツをお伝えしていきました。
相手を苦手だと思ったりなど、人付き合いにおいては、自分だけではなく相手の思考ノイズが影響していることも分かりましたね。
仕事や学校、生きる上で日常から切っても切り離せない「人付き合い」は、実は〝自己肯定感を取り戻すチャンス〟でもあることをしっかりと覚えておきましょう。
こんなスタンスでOK!
●自分の好きな人とだけ付き合って、嫌いな人とは付き合わない
●一緒にいて楽しい人とだけ付き合って、楽しくない人とは付き合わない



無理しないで全然大丈夫!



大切なのは、人付き合いを通して自己肯定感をしっかりと「取り戻すこと」だからね。
少しずつでも「ありのままの自分」に納得して生きていこうとすると、人付き合いも人生も良い方向へと変わっていきます。
それでも、どうしても向き合えない理不尽な人間関係や、人付き合いなどに直面することもあります。その時は、割り切っての転職なども時には必要になります。自分にとってマイナスになる人付き合いは、無理してでも続けていく価値があるのかどうかをしっかりと判断しましょう。
転職を考えている場合などは、常に自分の周りにワクワクのアンテナを広げておくことも大切。
30代以上の方は、資格にチャレンジしたり、自分を知るためにコーチングに申し込んでみたり、ハイキャリアを目指したエージェントなどに登録してみるのもあり。



転職を考えているなら、まずは転職エージェントへ無料登録しておくのもおすすめだよ。それだけでも気持ちに余裕が出るよ!



まずはどんなに小さくても自分自身の中にある気持ちを認めてあげながら、自分らしくステップアップをしていこうね。
\ 今回の記事の参考書籍 /


仕事関係からプライベートまでスッキリ! 「自己肯定感低めの人」の人づきあい読本



分かりやすい文章でピンポイント書かれているから、詳しく知りたい人はぜひ読んでみてね!